今回はガスや換気の問題について。
僕の場合は渡航前から家を決めていたので赴任後は家の中を簡単に見て回ってすぐに契約したのですが、その時こんなタグが暖炉のところに置いてありました。
不動産屋のおねえちゃんに聞いたら「あー、このストーブは使えないの」。暖炉は実はニセモノで、暖炉型のストーブということで、そのガスストーブは壊れていて使えないということでした。
ちょっと気になったので前に住んでいた日本人にメールで問い合わせると、2年ほど前に規制が厳しくなってガスの検査に通らなくなった、それまでは使えてたので大丈夫、とのことでした。
いや、大丈夫じゃないでしょ。
別のところで何か問題があって、例えば換気不足で死人が出たとか、それで規制が厳しくなったとかそういう背景があるはずで、不合格だけど大丈夫なんて言っててもし死んじゃったりしても誰も責任取ってくれない。イギリスは夏でも家の中は肌寒かったりするのでストーブは必需品。これは絶対直してもらおう、ということで不動産屋に直してくれるよう頼みました。
ボイラーが異音をたてる件も含めて直してもらいました(実際に修理に来るまで何週間も待たされた上に完全には直りませんでしたが)。これで安心してストーブが使えます。
そして数ヶ月が経ち、恒例のガスの検査がやってきました。British Gasの検査員が来て、暖炉型ストーブやボイラー、キッチンのガスコンロなどを点検していきました。
検査結果:Fail(換気不足)
ちょっと、どういうこと!?
検査員の説明によれば、暖炉型ストーブとボイラーの換気を行うパイプの直径が小さくて基準を満たしていないということでした。
すぐに不動産屋へ連絡。不動産屋は「この前修理したから大丈夫です」。いやいやいやいや、British Gasの検査員がFailだって言ってるんだから大丈夫じゃないです。何とかして下さい。
不動産屋「たぶんちゃんと見もせずにFailって言ってるのよ、よくあることだわ」
いいえ、ちゃーんと分解してスモークを炊いたり、それが煙突から出てきてるかとか、しっかり見てました!大家さんと話をして解決して下さい!と言ったら、大家と話してからまた連絡すると、ちょっと待て、ということだったので待っていました。数日後、不動産屋から連絡がありました。
不動産屋「大家がBritish Gasと話をするので2週間待って下さい」
なんで2週間もかかるんですか、その間に死んだらどうするんですか。と言っても仕方がないので、ホームセンターから一酸化炭素センサーを買ってきて設置、怯えながら日々を過ごしていました。
結局、娘の学校が遠いということもあり、これ以上不便な家で過ごしたくないということもあり、引越しすることにしました。引越しした先の家は築5年の新しい家なのでトラブルはあまりありません(多少ありますが)。家が古いと昔の基準で設計されているので現在の基準を満たさないということもあるので、家選びには十分な注意が必要ですね。
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