僕の住むカーディフという町はウェールズの首都です。ウェールズは「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(イギリス)」を構成する4つの国の一つです。他にはイングランド、スコットランド、北アイルランドがあります。ブリテン島の南西に位置し、ロンドンから250km、海の向こうはアイルランドです。
カーディフの人口は約30万人で、首都と言っても和歌山市(38万人)や奈良市(36万人)よりも少ないという非常にこぢんまりした町です。町の中心部はそれなりに賑わっていますが、車で10分も走ると牧草地帯が広がり、北海道出身者に「なつかしい」と言わしめる、とてものんびりとしたところです。
カーディフ・シティFCがプレミアリーグに所属していますが、実はサッカーよりもラグビーの方が人気があります。カーディフのミレニアム・スタジアムでラグビーの試合がある時などは町中が沸き立ちます。ヨーロッパの国際大会であるシックス・ネイションズで2012年、2013年と連続優勝を果たし、全優勝回数も最も多い34回です。
カーディフは産業革命以降、石炭の積み出しで発展したのですが、サッチャーの時代にほとんどの炭坑が閉鎖されました。炭坑の閉鎖と前後して、外国から主に製造メーカーがカーディフとその周辺にやって来ました。日系企業も1973年以降次々とウェールズへやって来たのですが、そのあたりは
ウェールズ日本人会ホームページに当時の様子が書かれています。
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