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カーディフ通信

2012年4月から2015年12月までのカーディフでの生活をまとめたブログです。知りたいことがあればコメントしておいてください。時間のある時に分かる範囲で答えます。

   
カテゴリー「ウェールズ旅行」の記事一覧

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Tenby周辺のアトラクション

テンビーはカーディフから車で2時間ほどなので日帰りでも行けるには行けるのですが、せっかくなので泊まりで行っておいしいシーフードを白ワインとともに召し上がっていただきたいと個人的には思います。またテンビー周辺には観光名所もありますし、子供が喜ぶテーマパークやアトラクションもありますので2泊くらいしても飽きたりしません。

参考までにテンビー周辺の観光名所やアトラクションを紹介しておきます。


The Dinosaur Park

テンビーのビーチから車で15分ほどのところにあります。恐竜の模型や乗り物や遊具があります。入場料(10ポンド前後、詳しくはここを見てください)を払えば乗り物も含めアトラクションは基本無料(一部有料のものもあり)。巨大テーマパークのような派手さはありませんが、10歳くらいまでの子供なら1日飽きずに遊べると思います。難点はカフェのご飯があまり美味しくないので、サンドイッチでも買って持って行った方がいいです。小さい子供向けのコストパフォーマンスの高いアトラクションです。


Folly Farm Adventure Park and Zoo

テンビーのビーチから車で20分くらいです。The Dinosaur Parkより本格的な遊園地で動物園も併設しています。入場料もThe Dinosaur Parkよりは高いですし(ここを参照)乗り物なども有料なのでそれなりにかかりますが、無料のものもあり動物も豊富にいるので一日たっぷり遊べます。カフェの味もまずまずです。中学生までなら楽しめるのではないでしょうか。身長120センチ未満のお子さんは乗れない乗り物があります。


St. Davids Cathedral

テンビーのビーチから車で約1時間。ウェールズの守護聖人セント・デイヴィッドが埋葬されている聖堂です。別記事で詳しく紹介しようと思います。


Pembroke Castle

テンビーのビーチから車で約30分。これも別記事で詳しく紹介しようと思います。


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ウェールズ旅行〜Tenby〜

いよいよウェールズ旅行について書いていこうと書きかけのブログ一覧を確認してみると、なんとテンビーは3年半も前に書き終わっていました。たぶんシリーズでどんどんアップしようと思っていて、その前にそれより重要な生活情報などをアップしてしまおうと思っていたんでしょう。それがだらだら時間がかかって、ついに帰任になってしまったというオチです。

というわけで、この記事は2012年6月頃に書かれてずっと非公開で眠っていたものです。せっかくなので誤字だけ修正してそのまま公開することにします。


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もうかれこれ1ヶ月も経ってしまいましたが、日本のGWに合わせて休暇を取ってウェールズをぐるっと一周して来たので写真付きで紹介します。

本当は1週間ほどかけてゆっくり回りたかったのですが、4月の下旬から嵐に見舞われ身動きが取れませんでした。2012年4月のイギリスは観測史上最多の降雨量であちこちで洪水が発生していました。5月1日の午後から次第に晴れるとの予報を受け、準備万端整え時が来るのをじっと我慢していました。

5月1日午後2時、雲がはれる兆しが見え始めたので思い切って車で出発しました。M4を西へ向かって走っているとみるみる天気がよくなり、さっきまでのどんよりした空が嘘のように青空に変わって行きました。当初の計画ではRhossili(ガウアー半島)に寄る予定だったのですが、出発が遅くなってしまったためそこはすっ飛ばし、一気にTenbyまで向かいました。

TenbyはPembrokeshireにある城壁に囲まれた小さな町で、Carmarthen湾の西側に位置します。リゾート地として人気があり、海岸に面した断崖の上にB&Bがたくさん立ち並んでいます。


Five archesと呼ばれる入り口



Five archesを内側から

実はここもちょっと立ち寄るだけのつもりだったのですが、海岸沿いに車を停めて海を眺めているともう少しここに居たくなってしまいました。いくつかあるB&Bのうち割ときれいそうな宿に目星を付けて受け付けで聞いてみると、ちょうどシングルの部屋が空いていて1泊朝食付きで38ポンドとのことでした。無料のWifiもあり、部屋も見せてくれてまずまずだったのでここに1泊する事にしました。


4kmにわたる長い砂浜。



Clarence House Hotel 1泊朝食付きシングル(トイレ/シャワー付き)が38ポンド


夕食にはまだ早いので部屋に荷物を置いてカメラを手に散歩に出かけました。通りという通りを歩いてみましたが、小さな町なのであっという間に踏破してしまいました。町から少し外れるとこれまた小さな漁港があり、潮が引いて海面が低くなった湾の中に傾いた漁船がいくつも見えました。



ウェールズの国旗「レッドドラゴン」



町の中の道路標識 このあたりまで来るとウェールズ語が先に書かれている



町の中心にあるSt. Mary's Church



漁港


丘の上に行くとTenby城跡がありました。建物はほとんど残っておらず朽ちかけた塔と錆びた砲台があるだけなのですが、その古さ加減が何ともいえない雰囲気を醸し出していました。ここからのSt Catherine's Islandの眺めが最高です。


城跡に残る昔の砲台



St Catherine's Island


Tenbyはかつてノルマン人(スカンジナビアなど北欧地域にいた北方ゲルマン人)のイングランド攻略の拠点として征服されていた時代があったそうです。12世紀後半と13世紀後半にはウェールズ人の反抗に合い、これを機に城壁が築かれましたが、17世紀の市民革命運動に伴う戦争で城壁と町は破壊されその後衰退して行ったようです。ところが18世紀におこった産業革命で金持ちになった人たちがここに別荘を建て始めたのをきっかけに町は復活し、その後イギリスの金持ちたちの保養地として発展してきたそうです。

そんな時代背景を考えながらぶらぶらと歩き続ける事2時間、さすがにお腹がすいたのでホテルの女性に紹介してもらったシーフード料理店へ行きました。Plantagenet House Restaurantという路地の奥まったところにあるあまり目立たない店ですが、これが最高のシーフードを提供してくれました。店の建物は古く、なんと500年前の煙突がありました。


Plantagenet House Restaurant



Plantagenet House Restaurantの店内 店の奥に500年前の煙突がある


食事を終えて店を出るとずいぶん暗くなっていました。腹ごなしにまたしばらく散歩しているとFive Archesが幻想的にライトアップされていました。


夕暮れのFive Arches


イギリスに来て久しぶりに素敵な店でおいしい料理にありつけて、写真もたくさん撮れて、滑り出し好調なウェールズ旅行1日目でした。

ウェールズ旅行おすすめ本

ウェールズって旅の情報がほとんど無いんですよね。地球の歩き方イギリス編にも少しは載っていますが、ほんの少しです。僕もカーディフに行ったらウェールズ内も旅行したいと思っていたので、少しでも事前に情報を集めておこうと思ってAmazonでいろいろと探しました。いわゆるガイドブック的なものではありませんが、参考になった本を3冊ご紹介します。


ウェールズ「ケルト」紀行―カンブリアを歩く



題名にあるとおり、紀行文です。と言っても司馬遼太郎のような感じではなく、著者と奥様とのドタバタ旅行記という感じです。ウェールズのケルト文化に焦点を当てている点で、他の本よりも深みがあります。名所をただ訪れるだけでなく、歴史的文化的背後を理解しながら周れるので是非この本を読んでからウェールズ旅行に出かけられることをおすすめします。


英国ウェールズ小さな町と田舎を歩く

 

この本も大変参考になりました。カラー写真満載なのでイメージしやすいです。今うちの妻がこの本を見ながら帰国までにどこに行こうかと夢を膨らませています。妻と娘は北ウェールズには行ったことが無いので、帰国までに連れて行ってやろうと思っています。



旅名人ブックス16 ウェールズ 第3版




これも参考にしたのですが、どこに行ってしまったのか手元に無いので本の詳細が思い出せません。ただこの表紙の写真の場所への行き方が詳しく書かれていて、それを頼りにその場所まで行ったのを覚えています。Capel Curigという場所です。また別記事で詳しく書きます。

ウェールズにはロンドン方面から来てカーディフを通るM4という高速道路があるのですが、スウォンジーの先10kmほどのところで終わってしまい、その先は下道を行くしかありません。カーディフから北ウェールズへ行く場合はこの西回りルートよりも真っ直ぐ北上する方が早いです。と言ってもこちらも下道になるので5時間ほどかかります。僕は試したこと無いですが、M5でマンチェスターの手前まで北上してM56を西へ行くルートの方がちょっと大回りですが早いかもしれません。カーナビは下道を真っ直ぐ北へ行けと言うかもしれませんが、道がクネクネしていて走りにくいですし、制限速度一杯で走れるような一本道も少ないです。




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自然、羊、古城、海、短い夏、長い冬、降り続く雨、ケルト、カムリ、赤い竜、カンブリア、スノードン、アーサー王、ラグビー、パブ、中華、カレー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アンソニー・ホプキンス、陽気な人々、仕事はのんびり... イギリスの中の異国と呼ばれるウェールズと首都カーディフの魅力をしみじみ味わっています。

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