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カーディフ通信

2012年4月から2015年12月までのカーディフでの生活をまとめたブログです。知りたいことがあればコメントしておいてください。時間のある時に分かる範囲で答えます。

   
カテゴリー「文化・習慣」の記事一覧

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ハロウィン

昨日はハロウィンでした。子供たちはお化けの衣装を着てバケツを手に「ハッピーハロウィーン!」「トリック or トリート!」と言ってお菓子をもらいに家の戸をたたきます。一応これにも作法があって、「訪問OK」の印がある家にだけノックすることになっています。

その目印はランタンです。


玄関先や窓のところに「jack-o'-lantern」と呼ばれるカボチャで作ったランタンが飾ってあったり、明らかに「ハロウィンを祝っています」という装飾が施された家はチャイムを鳴らすと快くお菓子を配ってくれます。何も飾りをしていない家はお菓子の用意をしていなかったり出てきてくれなかったりします。

僕らの住んでいる辺りは子供が少なく、あまりハロウィンを祝っているムードがないので、少し離れた別の住宅街まで出かけます。他の家族も誘って、ハロウィンムード満点の住宅街を練り歩きます。






「KEEP OUT!」などとペイントしている家もありますが、これは「子供たちお断り」という意味ではなく「お化けお断り」のお遊びの魔除けみたいなものなのでピンポン押しても大丈夫です。

中から人が出てきた時に、その人がかなり怖いお化けメイクをしていてこっちが驚くことがありますのでご注意を。

ちなみにこの日は大人たちもお化けの格好をして飲みに出かけたりします。パブの店員にも気合が入っている人が多いです。こっちの人はもともと色素が薄く、目の色も薄いブルーなどの人がいるので、そういう人がマジでお化けメイクをすると日本人としてはかなりリアルに怖いです。



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イギリスで子供を一人にすることに関して

以前、イギリスの小学校は親が子供を送り迎えしなければいけない、ということを書きましたが、厳密に言うとある学年まではということになります。うちの娘の学校では(そしてたぶん他の学校でも)Year3までは先生が親に直接子供を引き渡すことになっています。午後の授業終了後、担任の先生が親の顔を確認して子供を解放することになっているので、親が迎えにいくのが遅れたら事務所に連れて行かれて待機になります。同じように朝も親が子供を先生に引き渡すことになっています。

今うちの娘はYear4ですが、放課後はバラバラと勝手に教室から出てくるのでやろうと思えば子供が一人で帰ることは出来そうです。ただしイギリスは(最近の日本もそうですが)誘拐とか変質者によるいたずらがあるので、親が送り迎えすることが常識的です。

ところが近所の私立学校では低学年の子が高学年の子と一緒に登校しているのを見かけます。大人は付き添っていません。おそらく一人でなければ(もしくは高学年の子と一緒であれば)子供たちだけで登下校してもいいことにしているのでしょう。もちろん車で送り迎えする人もいますし、さすが私立だけにスクールバスも出ているのでいろいろな選択肢があるみたいです(イギリスではアメリカのようにスクールバスが一般的ではありません)。ちなみにSecondary School(中学校)になると公立でもひとりで登下校してもいいようですし、親も送迎には行かないのが普通のようです。
 
法律に関して言えば「何歳までは子供を一人にしてはいけない」と厳格に決めているわけではありません。ただし、下記のように「子供を危険な環境におくことは違法である」とは決められていて、その目安として「12歳までは長時間一人にさせるべきではない」「16歳までは夜間一人にされるべきではない」「小さな子供は決して一人にしてはいけない」とだけ(あまいに)書かれています。

https://www.gov.uk/law-on-leaving-your-child-home-alone


そういえば以前、前の家に住んでいた時ですが、嫁さんが娘を一人家に置いて外出したことがあり、それに気づいた隣の家の人が娘を保護するという事件がありました。「UKでは子供を一人にしたら罰せられるから気をつけてね」と言われて「いや、申し訳ない!」と(なぜか僕が)平謝りでしたが、今考えたらグレーですね。

そんなわけで、イギリスでは小さな子供が一人で道を歩いているのをほとんど見かけないので、日本の一時帰国時に小さな子供が一人で外をウロウロしているのを見るとつい心配になってしまいます。ある時、黄色い帽子をかぶった小学校1年生くらいの女の子が二人だけで駅前の繁華街を歩いているのを見て「うわーありえないー!」と思ってしまいました。最近は日本も危ないので、帰国したら嫁さんに途中まででも娘を迎えに行ってもらいたいです。



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