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カーディフ通信

2012年4月から2015年12月までのカーディフでの生活をまとめたブログです。知りたいことがあればコメントしておいてください。時間のある時に分かる範囲で答えます。

   
カテゴリー「渡航前」の記事一覧

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日本から持って行った方がいいもの(追記)

日本から持ってきたほうが良いと個人的に思うものについて以前の記事で書きましたが、追加を思い出したので書いておきます。

家用
・和食器(茶碗、汁椀、急須、湯呑み、どんぶり、etc)
・お箸、菜箸
・しゃもじ
・炊飯器(変圧器と変換プラグが必要:Amazon UKでも買えますが・・・)
・目覚まし時計(あまり売ってるのを見かけないから)
・ショッピングバッグ(すぐ使うと思うから)
 補足:ウェールズは買い物袋は有料で長持ちしません


炊飯器はリチウムイオン電池が内蔵されていることが多いので、輸出の際にパラメーターシート(該非判定書)が必要になるかもしれません。もし運送業者に提出を求められたらメーカーから取り寄せてください。メーカーが「日本国内だけで使用してください」と言ってくる場合がありますが、「自己責任で使います」と言えばくれるはずです。


補習校用
・筆箱
・鉛筆(Bか2B)
・消しゴム
・下敷き
・ノート(国語 8マス、算数 6マス)
・ものさし 15cm
・習字セット・筆は大小1本づつ、半紙
・色鉛筆 12色
・赤/青鉛筆(採点、記入用)
・鉛筆削り(家用)
・弁当箱
・お箸・お箸入れ
・ハンドタオル

※補習校で貸与してくれるものもあるので出来れば事前に確認してみてください。ウェールズ日本人会のホームページの代表アドレスにメールすれば返事が返ってきます。

なお補習校にはランドセルで通学している子が結構います。別に強制ではないのですが、子供たちが好んで持って行っている感じです。

ちなみに現地校へは筆箱を含めて個人の所有物は基本的には持って行きません。盗まれるからです。


 

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日本から持って行った方がいいもの

渡航前の引越や渡航時の手荷物などで日本から何を持って行ったらいいのか悩みますね。こちらで簡単に手に入るものならいいのですが、手に入らなかったり、手に入っても値段が高かったり品質が悪かったりする場合があるので、なるべく日本から持って行った方がいいです。特にカーディフはロンドンと違って日本のものが手に入りにくい状況にあります。

と言っても、イギリスでは特に食料品に規制が多く、材料の一部に魚介類が入っているだけでも輸入できなかったりするので、たとえばインスタントラーメンとかふりかけなどは運送業者にはじかれてしまいます。なので今回は規制対象になっていない物で持ち込んだ方が便利な物をいくつか紹介しておきます。

サランラップ、アルミホイル

サランラップはもちろんこちらにもあるのですが、ラップをカットするカッターの歯が非常に作りが悪く上手く切れません。こちらに単身で来てすぐに買ったのですが、あまりの切れの悪さに驚きました。日本のラップはシャーっと切れますが、こちらのはいくらがんばってもラップが伸びるだけです。なので仕方なくはさみで切っていましたが、これはいかんと思って奥さんに航空便で送るよう連絡しました。もし荷物に余裕があればまとめて持って行った方がいいでしょう。アルミホイルも同様です。

フードの着いたジャンパー(出来れば撥水性)

フードの着いたジャンパーはもちろん雨対策です。こちらはしょっちゅう小雨が降っているので、フード付きジャンパーが便利です。もちろんこちらでも手に入りますが、すぐに必要になると思うので持って行った方がいいでしょう。防水スプレーなども重宝します。ちなみにこちらの人たちはあまり傘をさしません。少々の雨(といっても日本人は傘をさすレベル)なら濡れっぱなしの人が多いです。

フリースやジャンパーなどの防寒着

防寒着もあった方がいいです。こちらは寒暖の差が激しく、夏場でも肌寒い事があるので脱ぎ着しやすいものがあるといいです。7月とかでも夜はジャケットが無い寒いことが多いので日本の基準で考えると失敗します(出張者がよく失敗しています)。あとこちらの人たちとの温度感覚もかなり違うので注意しましょう。なぜこんなに寒いのにクーラーをかけるんだ!ということが多々あります。そういうケースにも備えて、常に一枚余分に持ち歩くことをお勧めします。

子供用の風邪薬など

こちらには子供用の総合感冒薬みたいなのがありません。こちらに来たころはみんな「子どもが風邪をひいたらカルポルを飲ませてる」というので同じようにしていましたが、カルポルはpain reliever=解熱鎮痛薬なので、熱が出た時やのどが炎症を起こしている時に飲む薬です。咳やくしゃみ、鼻水に対しては飲んでも効果がありません。咳やくしゃみ、鼻水にはそれぞれ専用の薬があり、組み合わせて飲んでもいいものもあるのですが(薬局で確認しましょう)、軽い風邪などの場合は「こどもかぜシロップ」が役に立ちます。もちろん熱が出たりしたらカルポルを飲ませたり、咳がひどくなったら専用の薬を飲ませたり病院に連れて行ったりしますが、やっぱり総合感冒薬が便利だなと思う方は持って来ましょう。

湿布、熱さまシート(こっちで売ってるのを見たことがない)

湿布とか熱さまシート(冷却ジェルシート)は見たことがありません。腰痛や肩こり用の塗り薬や温感湿布はあるようですが、冷やすタイプのものが見当たりません。腰痛持ちの方やお子さんがよく熱を出すという場合は持って来た方がよさそうです。

あと、個人的に重宝しているのは洗顔シート(男性用)とマスクです。両方とも売っていません。こちらではマスクなんかしてたら「こいつ倒れるんじゃないか」「どんなひどい病気だ、感染すなよ」と思われてしまいます。でもかぜでのどをやられた時や咳やくしゃみがひどい時は家ではマスクをしたいですし、あと飛行機に乗るときは必需品なのでいつも多めに持っています。

他にもいろいろあるかもしれませんが、とりあえず思いつくものは以上です。もし「こんなのはそっちに売ってますか」という質問があればコメント欄に書いてくれたら答えます。

(2014年8月31日追記)
日本での健康診断の結果や子供の予防接種の履歴などを英語にして持って来るとこちらの病院へのつなぎがスムーズです。もし治療中の病気があったり継続して服用している薬があれば、その薬の一般名を調べておくこともおすすめします。英訳は病院に頼むとやってくれますが、有料なのと2週間ほどかかることがあるので早めの準備が必要です。




赴任先での住居について

今日は赴任先で住む家はどうしたのかという話。渡航準備はやらないといけないことがある程度決まっているので、やるべきことをただ淡々とやれば先に進む訳ですが、行ってから住む家についてはそうもいきません。会社の寮や社宅がある場合はそこへ入ればいいわけですが、住宅手当を出すので住む家は自分で決めてくれという場合は日本にいてはなかなか手が出せません。同じ時期にアメリカへ行くことになった人は現地でマンスリーマンションみたいなところを押さえてくれているので、いったんそこへ入ってから家探しをすると言っていました。僕の場合は現地会社でそういう準備をしてもらっていなかったし、前任者の家も紹介してもらいましたがあまりおすすめでもなさそうだったので自分で探すことになりました。

前任者に不動産探しのウェブサイトと一般的に良いと言われている地域を教えてもらって探し始めました。
http://www.rightmove.co.uk/
http://www.thomasgeorge.net/
http://www.peteralan.co.uk/
※いずれもカーディフ周辺

しかし売り出し物件はある程度出ているものの、賃貸の物件がほとんどありません。良いのが出たと思って問い合わせてみると、もう借り手がついたという返事が来たり。早い者勝ちなので現地にいないとかなり不利です。高級住宅街に2件ほど物件がありましたが会社の補助を200ポンド(約3万円)以上も上回る賃貸料です。こういう状況なのでみんな1ヶ月以上もかけて家探しをしているという話でした。これは自分も覚悟しなければと思っていたところ、前任者から「別の部署だけど3月で日本に帰る人がいる、いい物件なのでどうか」と連絡をもらいました。実際に見ずに決めるのはかなり抵抗がありましたが、1ヶ月以上も家探しに走り回らないといけない非効率を考えると、ここはいったんこの家に入ってどうしても問題があれば引越せばいいと思いそこに決めました。

実際こっちに来て見てみると、小さいながらもきれいな家で近所も静かでいい人たちばかりなので正解だったなと思いました(その時は・・・)。

事前に家が決められる幸運に恵まれなかった場合、一般的にはどうすればいいかというと大体は次のケースのどれかになると思います。

ケース①
前任者が自分の住んでいる地域で家を探してあげて、赴任するなりそこへ入居するケース。普通は2週間程度の引き継ぎ期間があるので、その間に生活環境についてもフォローしてもらうことができる。

ケース②
前出のマンスリーマンションに入ってじっくり決めるケース。マンスリーマンションでなくても、契約内容によっては3ヶ月〜6ヶ月で出ていける場合もあるので、まずはどこかに落ち着いて、家族が来てから改めてじっくり住む家を探すという手もある。

ケース③
アテも無く来て一から探すというケース。うちの会社では家族の下見旅行に補助が出るので、奥さんを呼び寄せて一緒に家を見て回って決めるということをやった人がいる。時間はかかるが、家族も納得できるというメリットはある。

ケース④
単身/独身の人は会社の近くのフラットに住んでいることが多い。家族が一緒ではないので学校とか買い物とかの立地条件をあまりシビアに考える必要がない。むしろ会社の近くに住んだ方がメリットが多い。

家族も帯同する場合はやはり①か②がいいと思います。家の好みがうるさい人は②か③でじっくり決めるのがいいと思います。僕の場合もそうですが、来た直後は土地勘もなくチンプンカンプンですが、いったん家に入って買い物とかに出かけてみるとどこの地域がよさそうだというのが分かってきます。別にそこにずっと住まないといけないことはないので①でもいいと思いますが、近所に会社の人が住んでたりするとちょっとややこしいかもしれませんね。

子供を伴って赴任する場合、家選びは学校選びと切り離せないのでここはワザが要ります。この辺りは別途書きます。

あと僕の家がその後どうなったかという話も、後ほど・・・



渡航までのイベント

国内の転勤とは違い、海外赴任の場合は「君、イギリスヘ行ってくれ」「はい、分かりました」で渡航、という訳にはいきません。実際に渡航するまでにいろいろとイベントがあります。会社によっても違うと思いますが、参考までに僕のケースを紹介しておきます。

注)会社のイベントも含まれますし、会社が代行してくれているものもあるので、個人で移住する場合や他の会社の場合は違うケースが多々あると思いますのであくまでも参考まで。

各イベントを時系列で書くとこんな感じです。

①海外赴任の打診
②健康診断、予防接種
③赴任決定
④パスポート、ビザの手続き開始
⑤渡航説明会
⑥インターネットバンキング口座開設
⑦各種研修
⑧パスポート、ビザ発行
⑨航空券の発行
⑩海外へ荷物送付(航空便、船便)
⑪携行外貨の準備
⑫運転免許証の期間外更新、国際免許の取得
⑬住民票の転出届
⑭その他、住所変更や郵便物の転送手続き、引き落とし口座の変更、固定資産税の自動引き落とし手続きなど

僕の場合は家は空き家のまま置いておくことにしましたし車は所有していなかったので関係ありませんでしたが、家の預託手続きや車の売却などもやらないといけません。注意が必要なのは住民票の転出届けを出してしまうと印鑑証明が取れないので、車の売却などで必要な場合は印鑑証明を先に取得しておくか、必要無くなってから転出届を出さないといけません。

以下、補足説明です。

①海外赴任の打診と③赴任決定の間に②健康診断、予防接種があるのは、健康上の問題が見つかった場合に渡航中止ということになる場合があるためです。なので僕の会社の場合、健康診断の結果問題が無いことを確認した上で正式に赴任手続きが始まることになっています(たぶんどこも同じでしょうね)。また健康診断の際、あるいは診断結果説明の時に必要な予防接種を受けます。イギリスの場合は特に受けないといけない予防接種はないのですが、破傷風だけは受けておいた方が良いと勧められたのでそれだけ受けました。

④のビザの手続きは会社が旅行代理店に依頼して、申請に必要な書類の作成を代行してもらったので面倒な書類作りはやらずに済んだのですが、下記のものは自分で準備する必要がありました。

・イギリスWP申請文
・Application COS - Personal Details Form
・英国査証用質問書
・英文の大学の卒業証明書と成績証明書
・パスポートのコピー
・ビザ用証明写真
・戸籍謄本(未婚の人は不要)

イギリスWP申請文に職務経歴を書くところがあるのですが、ここは手を抜かずに出来る限り詳細に書く方が良いです。英国としては自国に来てもらう価値のある人かどうかを見るので、ここをいい加減に書くと手続きに影響が出る場合があります。ちなみに僕は大学時代の留学経験もAcademic Backgroundのところに書きました。

もう一つ注意が必要なのは、卒業証明と成績証明は日本語の場合は即日発行できたりすると思いますが、英文の場合は作成に時間がかかる(僕の場合は10日)ので早めに動かないとビザの申請が遅れることになります

また当然赴任先の会社から英国当局へのスポンサーシップの申請(この人を雇用したい、というもの)が必要になりますが、僕の場合は会社がやってくれたので詳細は分かりません。

書類が全てそろったらパスポートと申請料(約5万円)を持ってパスポート、ビザセンターに行きます。

⑤の渡航説明会は会社が開催するもので、海外引越や海外での子女教育などのアドバイスをしてくれます。

⑥のインターネットバンキングは必須ではないのですが、日本で引き続きお金のやり取りをやらないといけない人は作っておくと海外から振込などが出来て便利です。

⑦も会社が実施するもので、経営理念、異文化研修、リスクマネジメント、法務・コンプライアンス、海外人事マネジメント、安全対策、知的財産権、医療事情と健康管理などを3日間に渡って受講しました。

⑧ビザは僕の場合は申請後2週間ほどで発行されましたが、こればかりは人や時期によるようです。追加料金を払えば早くやってくれるオプションもあるようです。

⑩海外への荷物の送付ですが、イギリスの場合は航空便が約10日から2週間、船便が1ヶ月ほどかかります。ただし、現地のホリデーなどと重なると遅れる場合がありますので注意が必要です。また予定日が近づいて来たら運送会社に搬入予定日を確認した方が良いです。僕の場合は2週間経っても連絡が来ず、しつこく催促してやっと搬入されました。

⑪の携行外貨の準備ですが、現地で家の契約をする時に現金で支払わないといけないのと、銀行口座を作って給料が入るまでは文無しなのである程度は持って行った方が良いです。僕の場合は家の契約に2000ポンドほど必要だったので日本円で40万円分をポンドに替えて持って行きました(1ポンド=140円)。実際には日本のクレジットカードが使えたのと50ポンド紙幣を受け付けてくれない店があったので、銀行口座が出来てデビットカードが届いた時点で800ポンドほど残っていました。両替の時に50ポンド紙幣を入れないでくれと言いましょう

⑫運転免許証の期間外更新と国際免許の取得は上手くやれば午前中に済みます。大阪の門真試験場の場合、朝8時30分の受付開始から並ぶと10時からの1回目の講習が受けられ、11時には新免許の交付を受けられます(違反者講習の場合はもっと長いと思いますが)。免許の更新が終わったら国際免許の申請をして、これは30分ほどで交付されます。なお海外にいる間に更新期限が過ぎてしまった場合でも、帰国後すぐに申請すれば問題無く再発行されます(2012年現在で確か6ヶ月以内)。帰国後所定期間が経過してしまうと試験を受け直さないといけないので注意が必要です。

⑬の住民票の転出届は市役所に届け出れば終わりなのですが、市の子供手当などを自分名義で受けている場合は嫁さん名義で申請し直さないといけなかったりするので、その場合は嫁さん名義の銀行口座が必要になります。

⑭は家族が引っ越して来るタイミングでやります。


ざっと以上ですが、これらを上手くスケジューリングしないと会社を無駄に休まないといけなくなったりします。ビザの申請中はパスポートを預けないといけないので、パスポートが必要な申請が出来ません(例えば国際免許)。

そういえば入居してしばらくすると水道局(Welsh Water)から最初の請求書が来たのですが、2012年4月から2013年3月までの1年分を支払えとありました。金額は約700ポンドでした。僕の場合は4月末日に給料が出たのでそれで払いましたが、こういう予想外の出費もありますのでやっぱり余分に持って行って余ったら銀行に預けるようにした方がいいでしょう。ちなみに職場の同僚に聞いたら毎月請求書が来ると言っていたので、必ずしも1年分払うシステムではないようです。僕の場合は定額料金で使い放題ですが、これも契約によるようです。あと車も必要だと思いますが、中古でも程度のいい日本車を買う場合は7000ポンドほどします。こちらでは車を買う方法もいろいろあるので、その話はまた改めて。

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