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カーディフ通信

2012年4月から2015年12月までのカーディフでの生活をまとめたブログです。知りたいことがあればコメントしておいてください。時間のある時に分かる範囲で答えます。

   

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カーディフでの家選び

カーディフでの家選びについて、僕の経験を交えて説明します。

僕がいつもお勧めするのは、2大不動産物件検索サイトにアラートメールを登録する方法です。
2大不動産物件検索サイトとは、RightmoveZooplaです。ほぼ同じ物件が出ているのですが、たまに片方にしか現れない物件があるので念のため両方登録した方がいいです。面倒であればRightmoveをお勧めします。

アラートメールの設定方法は、Rightmoveの場合はまずFind property in の右のボックスに検索したい地域(例えばLlanishen, Cardiff)を入力してStart Searchボタンを押します。すると詳細設定が出てくるので、検索エリア半径、物件のタイプ、ベッドルーム数、予算などを入力して再度Find propertyボタンを押します。すると検索結果が出るとともに左側メニューに「Create an alart for xxx」というボタンが出るのでそれを押し、アラート周期を設定します。こうしておくと設定した周期で新しい物件を知らせてくれます。Zooplaも同様の方法で登録できます。

次に、家のタイプについて説明します。イギリスの戸建てにはDetached house, Semi-detached house, Terraced house, Town house, Bungalow houseなどがあります。


Detached houseは完全一戸建てのことです。



隣の家と壁を共有していない、完全な一軒家です。知っている範囲ではLisvane, Thornhill, Pentwyn, Pontprennauに多く出ていて特にPentwyn, Pontprennauには新しい物件が多くあります。

Semi-detached houseは二軒で一軒になっている家です。



片方の壁をお隣さんと共有しているので騒音の問題があります。経験としてはこのタイプが一番多く築年数も古いものが多いと思います。

Terraced houseは日本の長屋のように二軒以上がつながっている家です。



このタイプはSemi-detachedの次に多く、築年数も古いものが多いと思います。

Town houseは分類上はTerraced houseなのですが、3階建てで築年数が新しいものをこう呼びます。



僕の住んでいる家もこのタイプで昔ながらの石造りの家と比べて安っぽい感じがしますが、実は断熱性と気密性にすぐれていて冬場とても暖かいです。新しいため家のトラブルも起きにくいと思います。

Bungalow houseはたぶん分類上はDetachedですが、1階建てあるいは屋根裏部屋がついているものです。



築50年くらいのものが多いように思います。

ちなみに、英国人はVictorianやGeorgian建築の古い家に住むのが憧れで、お金のある人はそういう家を徹底的に改装して住むのだそうです。でもものすごくお金がかかるので一部のお金持ちだけですね、そういうことができるのは。

Georgian建築


Victorian建築


Victorian建築はカーディフでも多く見られます。


最後に家のチェックポイントを書いておきます。

契約期間
賃貸に出している物件でも、中には売りに出したいと思っていてその間のつなぎと思っている大家がいます。なので、長く住みたい場合はLong term contractかどうかを確認しておく必要があります。過去に2回も引越すはめになった人がいます。

Furnished(家具付き)かUnfurnished(家具無し)か
出来れば家具付きの方が出費を抑えられて助かります。また帰任時に処分したり日本に送ったりする心配がありません。物件によっては部分的にFurnishedだったり、要らないものは引き取ってくれたり、欲しい家具を言ったらそれに対応してくれるところもあるので確認してみましょう。

ボイラー
イギリスはセントラルヒーティングといってボイラーで沸かしたお湯をタンクに貯めるとともに各部屋に設置されたラジエーターにお湯を循環させることによって家の中を暖かく保っています。とても優れたいいシステムなのですが、このボイラーがしょっちゅうトラブルを起こすので出来れば新しいボイラーが入っている家の方が安心です。

カーペット、壁、壁紙など
古い家だとカーペットや壁が汚れていたり、すり切れていたりします。要望すれば入れ替えてくれたり壁を塗り替えてくれたりする場合があるので確認してみましょう。

専用駐車スペース
駐車スペースが無い物件もあります。通勤用と奥様用の2台を所有する場合は2台駐車できる方が好ましいです。イギリスは基本路駐OK(NGの場所もあるので注意)なのですが、専用スペースが欲しいところです。

収納
家によっては収納が少なく不便なことがあります。大きな立て付け家具が付いていたりすると便利ですし、1部屋余分にあればそこを物置に出来ますね。

学校からの距離
イギリスの小学校は保護者が子どもを送り迎えすることを義務づけていますが、学校の周りに駐車スペースが少ないためかなり遠いところに停めて歩かないと行けなくなる場合があります。学校から歩いて通えるところに住むのがベストです。

スーパー、コンビニ、駅、バス停
車があれば必須ではありませんが、近くにあるにこしたことはありません。

バスルームの防水処理
イギリス人はバスタブはお湯につかるだけのもの、体を洗うのはシャワールームというような使い方を想定している人が多く、バスルームの防水処理が十分出ない場合があります。シャワーカーテンすら付いていない場合がありますので、入居前に防水処理を施してもらうよう注文した方がいいです。僕の場合は日本人の入浴習慣を説明して、バスルームの壁を防水効果のあるペンキで塗ってもらいました。

備え付きの機器
冷蔵庫、洗濯機は通常付いているのですが、乾燥機や食器洗い機があると便利です。イギリスは雨が多く外で洗濯を干せない日がほとんどですし、キッチンの洗い場は異常に狭いので食器の手洗いはとても大変です。付いていない場合は付けてくれるか聞いてみるのもいいと思います。

ハウスクリーニング
入居前にハウスクリーニングをやってくれるか確認しましょう。イギリスは土足文化なのでカーペットクリーニングはしてもらった方がいいでしょう。あとバスルームやシャワールームのクリーニングもお願いしましょう。あと、オーブンがドロドロに汚れていたりするので、それも専門の業者に頼めばキレイにしてくれるという話を聞きました。僕の場合は頼んでいなかったのでヨメさんが必死になって掃除してました。ポイントはやってほしい箇所を具体的に依頼することです。「クリーニング」だけだと掃除機しかかけなかったりします。

ちなみに、引越しはクリーニングや修理など要望したことがちゃんと出来ていることを確認する余裕を持った日程にしましょう。実は僕らが引越しした時、終わっているはずのクリーニングが終わってなくて、荷物を運び込んだ後にクリーニングに来たので荷物をどけるのに苦労しました。約束は守られないことを前提に行動しましょう。




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自然、羊、古城、海、短い夏、長い冬、降り続く雨、ケルト、カムリ、赤い竜、カンブリア、スノードン、アーサー王、ラグビー、パブ、中華、カレー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アンソニー・ホプキンス、陽気な人々、仕事はのんびり... イギリスの中の異国と呼ばれるウェールズと首都カーディフの魅力をしみじみ味わっています。

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