家は決まりましたが一つ問題がありました。今の家は一部家具付きで、冷蔵庫、ベッド、タンス、棚類が最初からついていましたが、次の家は何もついていません。家賃が上がるだけでも相当痛いのに家具まで買わないといけないとなると破産してしまいます。しかもあと1年いるかどうかも分からないのに新しい家具なんて買いたくありません。
そこで良いことを思いつきました。今の家のオーナーはこの家を売るのだから、きっと家具はもう要らないはず。であれば安く譲ってくれないだろうか?オーナーも捨てたり中古屋に売りにいくより僕らが買い取った方が手間もかからないし、その方が良いのでは?そこで、不動産屋に連絡してみました。すると「オーナーに聞いてみるから、いくらで買いたいか値段を言って下さい」という。元々の値段も分からないし中古品の相場も知らないので困りましたが、冷蔵庫150ポンド、ベッド100ポンド×2、タンスや棚類それぞれ10ポンドと見積もって、全部で400ポンドでどうかと聞いたら「OK」と返事が来ました。新品で買うよりかなり安く手に入り、財布もそれほど傷まないのでホッとしました。
さて、契約を結ぶにはある一定の条件を満たしていなければ行けません。条件はいろいろあって、家賃を払えるだけの収入があるか、犯罪歴がないか、身元を保証できる人がいるか、緊急時に連絡する人はいるかなどいろいろあります。こういうことを調査する専門の会社が別にあって、不動産屋はそういう専門の会社に依頼してテナント(家を借りる人)のことを調査します。イギリスに親戚などいないので、Next to Kin(近親者)や保証人には会社の人になってもらいました。その人たちの連絡先を書くとあとからこの会社からコンタクトがある場合があります。この審査には約2日ほどかかります。無事審査が通ると契約書が送られてくるので、それにサインしたら契約完了です。ちなみに配偶者が専業主婦でも連帯契約ということになり、片方に収入がなくても両方のサインを求められるのが一般的です。
契約書のサインが終わったら契約開始日に不動産屋に鍵を取りに行き、インベントリリスト(家の備品一覧)を渡され、リストの中身を確認してサインします。このときリストに不備があれば追記した上でサインしないと、退居する時に弁償させられたりするのでここは入念にやる必要があります。
鍵をもらって家を見に行くと、新しいオーブンがまだ設置されておらず、カーペットは張り替えられていましたが、古い方が庭に放置されていました。数日後オーブンは設置されていましたが今度は古いオーブンも庭に捨てられていたので、撤去するよう連絡したのですがいまだに放置されたままです。また、妻が念のため自分でもカーペットクリーナーを使ってカーペットの掃除をしたのですが、かなり汚れていて本当にクリーニングしたのか?という感じだったのと、動物のウンチのあとみたいなのがこびりついていて臭いと言うのであわせて不動産屋に問い合わせ中です。不動産屋は契約まではすごく親切で対応も早いのですが、契約してしまうとコロッと態度を変えて来るので本当に困ります。今回、動物のウンチあとを契約前に気付かなかったのが残念です。
あと僕は気付かなかったのですが、家の中が何か臭うと妻が言います。キッチンの床がネチネチしているのとレンジフードが油ギトギトなのでそのせいではないかと言っているのですが、今さら言われてもちょっと困ってしまいます。明日、駐在仲間の奥さんたちが掃除を手伝ってくれるそうなので、それでキレイになって匂いも取れることを祈ります。
(2015年10月7日追記)
家の契約条件や手続きは不動産会社によって違います。大手(DarlowsやMoginie James)はかなり厳しいですが、個人の不動産業者(Chambers)などは結構適当です。
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